MANGADORON

テレワークをやってみた話。

テレワークをやってみた話。

マンガドロンは今年で結成15年。今のメンバー体制になって9年目になりますが、気がついたらメンバー全員ハードな肉体ワーカーから、オフィスワーカーに変貌していました。

ベースの福ちゃんは工場の事務とラインとか?の仕事。ドラムの高橋くんはコールセンターSV。僕は皿洗いのバイトだったのが、いつの間にか広告業界の端っこでWebワーカーに。

新型コロナウイルスと緊急事態宣言。自転車通勤可能な福ちゃんは少人数での出社を。むしろ繁忙期になってしまった高橋くんは仕事以外の外出自粛の中、戦々恐々と通勤を続けています。スタジオはもちろん自粛中。

僕はというと、4月第二週からの保育園休園と、仕事柄 週3〜4でオフィスへいく妻、というお家状況で、3歳児を傍にテレワークを余儀なくされています。

メンバーのフィジカルなリスク恐怖とか妻の通勤の心配を考えると、迂闊に大変ぶるのは申し訳ないのだが、これが大変。

ニューノーマル(この言葉な!)なこれから、在宅ワークなんかすごい勢いで当たり前になるのだろうけど、いままさに感じている思いの丈をメモ。


意外と気にならなかった点良かった点

テレビ会議で意思疎通は割と可能だった

ZOOMとかハングアウトを使ったテレビ会議の印象。あくまで「割と可能」ではあるけど、ベシャリでなんとかするおじさんとしてはなるべく対面で、空気フル活用して仕事したいのは本音。配信とライブほどではないけど、とどめをさせる距離感にちょっと届かない感はある。

◎ 自宅のネット回線の方が調子いい

転職とか、常駐出向もほどほど経験してきてつくづく思う。会社のネット環境ってなんでどこもダメなんだろう。大人数のWi-fi利用とか、そういうことか。ちなみに我が家はソフトバンク光、上り20~30Mbpsの下り30〜50Mbps。決して爆速ではないけど、突然落ちたり不安定にならないだけでも◎。

○ スピーカーから音楽流せる

音楽を聴きながら仕事をする人のイラスト(男性)

職場でも音楽聞くけども、もっぱらイヤフォン。エアーにサブライムとかジャックジョンソンとか垂れ流しながら仕事できるし、なんなら爆音でAxCxとSHIZUOとかかけてもよい(妻子が外出してる時に限る)。息子はデビッドボウイかけると喜んでくれるので、父としては嬉しい気分転換スイッチが。


努力があれば「よかった」にできる点

○ 通勤移動なし

当然だけど、通勤時間がかからない。満員電車もない。じゃあその時間を仕事に使える!っていう社畜発想はよいのか悪いのか。独身30代前半とかだったら、俺はバンドマンだしな!とかそういうアイデンティティの無い働き盛りだったら、とか、ifルートだったら両手放しで大喜びだったかもしれない。家庭のために時間を明確に活用できるような工夫ができたら良いと思う。

家族会議のイラスト

○ 家族との時間が増える

もともとてっぺん越えが当たり前。寝静まった我が家に静かに帰る生活だったので、これ以上減ることはないところからの劇的時間増加。とはいえ妻が家事や子供の面倒巻きとれているかというと全然、仕事ばっか、なんか申しわけない。メリハリ作ったり、ルールを作ったり、ワークスタイル、ホームスタイルの改変も必要。大喜びのメリットに変えていくには工夫と努力を伴うであろう。


辛い点

× 子供のアテンドとの両立

これはもう、筆舌に尽くし難い。ワークに対する直接的な辛さとしては「仕事をさせてもらえない」。オンライン幼稚園とか優秀なオモチャ、やむなくの「YouTube無限許可」をもってしても、2分に一回のコンタクトが発生する。今日は2分おきに膝に座ってきて、ゴリラの素晴らしさを延々教えてくれた。テレビ会議の後ろで「遊んでくれない〜!」と泣いた。かわいいな。彼も相当辛かろう。

かなりの繁忙状況でテレワークに突入したものの、タイミングは運良くプロジェクト立ち上げフェーズではなく制作フェーズだった。じっくり頭を使い手を動かすことよりも、もっぱらメールやチャットで人に作業をお願いしたりする仕事がメインの時期。仲間の協力も得つつギリッギリ回ったけど、ベタ付きの業務は無理。絶対無理。「ディレクター」っていうと上流工程っぽく見られがちだけどその実かなり職人。建築現場にメットも被らない子供連れて仕事しにくるようなもんだ。

「子育てとの両立」ではない「子供のアテンドとの両立」。もはや「育児」なんかできてるわけがない。仕事もろくすっぽできてないのに、息子に対しても、トイレの後見人くらいしかできてない。

息子はどうやらすっごくゴリラがマイブームであるとか、極度の寂しがりであるとか、昼寝を促しても「寝たら負け」根性で絡んでくるとかいう、歳とってからの一粒種カワイイ的な子煩悩な話はまた別途。

× 腰がやばい

世田谷区2DK、居間のソファーは息子に譲り、ダイニングキッチンの椅子+テーブルで仕事をしているが、これが膝に腰に、辛い。オフィス自席の椅子がハイスペックなのかはわからないが、とにかく長時間の仕事に向いているものというのはつくづく痛感。

テレカンに生活感丸出し

世田谷2DK、ダイニングキッチンで行うテレビ会議の背景(子あり世帯の台所)の生活感ったら。バーチャル背景でサードプレイスでもスタバでも、なんならウッドストックのステージからでも会議可能なものの、弊社はもっぱらハングアウト。ハングアウトはSnap Cameraを介しての背景設定が必要で、これがMacBook AirだとCPU的に結構辛い。あと、オーバーフォーティーの顔とバーチャル背景が馴染む印象があんまりなくて、得意ではない。

(ちなみにコロナ禍の中、成績評価とか給与的な面談もハングアウト。その時ばかりは びんぼっちゃまの家を背景にして臨んだ)

あと、音声は思ったよりはるかに筒抜け。妻子が居間で遊ぶ声も抜けがいい、ハングアウト会議の裏で妻が息子に研ナオコのモノマネ「ねめてめげぇ(なまたまごー)」を連発。若干シリアスな会議の画面むこうで、志村けん直撃世代、オーバーフォティーの先輩がギリッギリの苦笑をたたえていた。

あとあと、微妙に要注意なのは、コーヒー飲む音。マイク付きのイヤフォンとか、ゴクゴク音をかなりハイファイに拾うっぽい。自分が人の聞く分にはいいけどさ、相手に聞こえると思うと、おっさんだし、気をつけてます。

無線イヤホンを使う人のイラスト

× 音楽に没頭できない

仕事中にスピーカーからBGMは流せるけど、そういえば通勤時間はイヤフォンで音楽に没頭する貴重な時間であった。曲のアレンジやミキシングのアイデアって、この時間に聞いた音から得るものも多い。そして通勤時間は貴重な作詞の時間だったりする。音楽好き観点からも作り手観点からも、インプット・アウトプットの方法を再考しないと、これから辛くなっていきそう。

× 床が!

このブログを書きながら、ちょっと中座して換気扇の下で一服しつつ、ふと振り返って発見。毎日座っている椅子の下、床に擦り傷が!うわぁぁ。椅子の足になんかケアしないと。てか、これは敷金もってかれるべ、うわぁぁぁぁぁぁ。


この変化、社会&会社的には「これでオッケー」って感じで加速していくんだろうけど、業務量と家族生活の天秤、結構やばいな〜と言う印象です。

保育園休園もいずれ終わるし、仕事&家事育児フルオミットの状態も多少よくなるしょうが。世の中は「ニューノーマル!無問題!パソコンと働いた分の給料があればできるでしょ(仕事も、子供を健やかに大人にすることも)!」ってなるんだろうな。。


これが欲しいよ!と思ったもの

皆さんへのアドバイスではない。僕の願望。

社会とて、会社とて、とかく新しいことをするにはコストがかかるもの。痛みを伴う改革が平然と行われるからには、グラスルーツもこのくらいのわがままは言いたい。

仕事部屋

納戸でもいいっす、でも、書斎がいいっす。住宅ローンでも賃貸でも、最悪、遠方への引っ越し+通勤出張交通費でもいいっす。お手当をくだされ。

家族インセンティブ

月イチでいいっす。うな重+トランスフォーマーのおもちゃ程度でいいっす。身近な人に、目の前で仕事することのありがたみをシェアさせてください。お手当をくだされ。

デスクと椅子

社用PCとスマホと一緒に、仕事用のデスクと椅子もリースしてくだされ。(部屋が増える前に送ってきちゃ、やーよ)

激烈良好なネットワーク環境

5Gなのか?なんだかんだテレビ会議でフリーズしたり、大事なとこで「改めて、弊社からご提案させていただだだだだだだだddddddddaaadaaaaaaaaaaaaaaddddddddd:;”%&ddddddaddddd」っていうコミカルな機会損失やストレスがなくなってくれれば幸甚。


うだうだ言ってる余地のない、自由で穏やかな日々の再来を待ちつつ。

あ、第二波とかよく言われてます。三軒茶屋もゴールデンウィーク明けから夜中の道端酒盛りが非常に盛り上がり出してますけど(ごめん、あれ、相当馬鹿だと思います。)、もうちょっと我慢して、頑張っていきましょう。

自宅引きこもり、夕方くらいの早めのビールのおともに、↓ このアルバムもぜひぜひどうぞ。

ゆうたレッド