ドブロが欲しいと思った話。

ドブロが欲しいと思った話。

ドブロギターといえば、「ギターいっぱい持ってるミュージシャンが戯れに持ち出すトリッキーな見た目のギター」という印象(なんか、すみません)のみで、興味もなければ、むしろイモったいギターな印象でした。

ブッカホワイトのこの動画見るまでは。

7分くらいからのバッコンバッコン叩くところにまずは度肝を抜かれた。

ダミ声のぼやきスタイルの、デルタブルースおっさん節がかっこいい。

この声、スタイルをめっちゃ引き立ててるように感じたのが、テレンテレンのギター音。途中でパッコンパッコンギターをぶっ叩いた時の(!)すっこんすっこんな音とか、めっちゃアリやんけ、かっこいいじゃんか!ドブロ!(居酒屋の「土風炉」はこのドブロなんだろうか。)

と思って、まずはwikipediaからネットサーフィン。

ドブロ (Dobro) は、ギブソンが所有するリゾネーター・ギターブランド

wikipedia

「リゾネーターギター」は初耳でした。ドブロはウォークマンとかオセロみたいなものか。

リゾネーター・ギター (Resonator guitar) またはリゾフォニック・ギター (Resophonic guitar) は、アコースティック・ギターの一種。

wikipedia

第二次世界大戦前、エレクトリック・ギターが普及する前にギターの音量を増大させるために考案された。

wikipedia

エレキギターが当たり前の世代からは思いつきもしなかった。

戦前、ギター黎明期(?)の、生演奏を成立させるための工夫がなされたギターのひとつだったんすね。

ブッカホイワイト音もやばいけどテクもやばい。超ラフに見えるのに。

単発でものすごい個性を放つギアで、超リアルな音と歌にハマる、使いこなせたらかっこいいギターですわ。

そういえばエレキギター界隈も、e-bowとかワーミーペダルとか、サスティナーとか、時々すごいトリッキーなものが生まれてますよね。

テープエコーとか鉄板リバーブとか、プラグイン化されたりエフェクターになったり、違う方法論で効果を再現されたりとか。

マホガニーのシンラインとイグネーターのアンプ、ブースターとアナログコーラス。バンドでライブやってると、いつの間にか毎回お決まりのセッティングになってくのは、自分もお客さんも楽しめる空間作りに必然だな、とは思いますが、

とはいえギター小僧だった自分の気持ちで言うと、こういうギターもめっちゃ弾きたい。欲しい。ですわ。

あ、それって、「戯れにトリッキーなギター持ち出す、ギターいっぱい持ってるミュージシャン」になってしまうわ。

いつ手に入れてもリアルな武器にできるよう、精進します。

ゆうたレッド