ご存知ですか?「サンタ・クラウス・ホールディングス」

ご存知ですか?「サンタ・クラウス・ホールディングス」

サンタ・クラウス・ホールディングスはヨーロッパに本部を置くとされるホールディングス企業。
4世紀頃から近年にかけ、サンタ・クロースの活動拡大に伴っての各業務部門の企業化およびM&Aを重ね、一説では2023年現在でのグループ企業数は100を超え、従業員総数は34万人に上るといわれる。

本籍地はヨーロッパとされるもオフィスの正確な場所は明かされておらず登記の確認もされてはいない。
ホールディングスであるとされるつつも正確な資産・財務情報および株式市場も判明していないが、長い歴史を通じて宗教や人種を超えた「人々の幸せ」を追求し、柔軟にその事業を拡大している企業である。

名称や活動が類似する株式会社サンタクロースや日本・フィンランドサンタクロース協会とは無関係の企業と考えられている。

▼発祥は4世紀頃

4世紀頃、聖ニコラウス(後に伝わるサンタクロース)が貧しい家に金貨を投げ入れて以来、協会のクリスマスツリーに掛けられる靴下にお菓子を入れて回る活動が興ったという説が有力といわれる。
色とりどりのキャンディやさまざまな形のクッキーを作り配布する活動は徐々に拡大し、当初100世帯程度であった配布先は10年ほどで2000世帯までに膨らんだ。
4世紀半ばに聖ニコラウスの没を受け、有志によるサンタクロースが集まり、菓子の調達(製作および仕入れ)、トナカイを活用した菓子の配布活動に当たった。
この時に集まった有志のサンタクロース4名が企業としてのサンタ・クラウスの起源とされる。

▼16世紀まで

12月24日深夜の菓子配布を中心にしつつ、少しずつ規模や事業領域を拡大したと考えられる。
主なアップデートは以下の通り。

・一部富裕層への玩具の配布
・トナカイの飼育
・キャンディの整形鉄型の開発
・配布活動に使用する馬車の開発

▼株式会社化

17世紀に突入する頃、事業集団であったサンタ・クラウスは、より多くの世帯への配布活動および配布物の調達のため企業規模の拡大に迫られていた。
企業母体の強化と安定した事業拡大を図るため、1602年にはサンタ・クラウスから株を用いた資金調達を開始。株式会社サンタ・クラウスの立ち上げとなる。
株式会社サンタ・クラウスは、同年のオランダ東インド会社に次ぐ、史上2番目の株式会社と考えられる。

なお、今日に至るまで株価の大きな高騰や暴落はなく、サンタ・クラウス自身および投資いずれも営利の追求よりも社会貢献に期待しての株式活用が目的という稀有な活動となっていることが大きな特徴である。

▼産業革命で大きく発展したサンタ・クラウス

1700年代前半までにサンタ・クラウスはプレゼントの調達を行う株式会社サンタ・クラウスを筆頭に、菓子の製作を行う株式会社ニコラウス・キャンディ・クッキー・ファクトリー、煙突からの静かな入室手法をメソッド化する株式会社サンタ・クラウス・バーグラー(後のSCセキュリティズ株式会社)、トナカイの育成を行うサンタ・クラウス・ズーキーパー株式会社と、既に複数の企業を保有するほどに成長していたが、その後の17世紀の産業革命で、サンタ・クラウスは大きく発展るすことになる。

蒸気機関を活用した配布活動の活性化からサンタ・クラウス・レールウェイ株式会社が設立された。また、経済の発展からプレゼントが多様化し、開発技術の向上から玩具の企画製作を担うようになった株式会社サンタ・クラウス・プレゼンツ&プロダクツが設立された。

▼インフラとして、世界の大動脈として発展する19世紀

産業革命以降世界中で大きく発展が見られる19世紀においてサンタ・クラウスは航空での輸送を想定し、株式会社サンタ・クラウス・エアラインを設立。まだ有人飛行が確率されない時代に、来たる航空社会を見越した企業設立で、ドイツ航空よりも80年近く早い創業であった。

陸路においては、自動車による輸送を大きく担つ株式会社サンタ・クラウス・モーターサイクルが設立され、陸路の開発を担うため、ジーニアス・オブ・コンクリート・フォア・ハピネス株式会社、株式会社三田建設(さんたけんせつ)が設立される。
三田建設はサンタ・クラウスグループ初の日本企業である。

▼20世紀〜21世紀

人口増加、日進月歩で登場する新技術、市場価値の変換、広告の台頭など、大きく変わり続ける世界の情勢に合わせ常に柔軟に対応をする方針を貫き、必要に応じて各部門の法人化やM&Aを重ねている。
一説では2023年現在でのグループ企業数は100を超え、従業員総数は34万人に上るともいわれるが、利益拡大ではなく、宗教や人種の垣根を越え、常に人々の満足度を追求し続けることに目標を置いていることは非常に特異な特徴である。

▼2023年現在存在が示唆されるグループ企業

前述の通り、100社以上の企業が存在するとも噂されているが、一部存在の可能性が非常に高い企業を記載する。
社名横の( )は現在の所在地と思われる国名または地名。特に記載がないものはフィンランドに存在すると考えられている。

サンタ・クラウス : 現在は財務・経営業務と、対外ブランディング業務を行う


ニコラウス・キャンディ・クッキー・ファクトリー : 製菓業


ニコラウス・キャンディ・クッキー・ファクトリー・アジア(シンガポール) : 製菓業


ニコラウス・キャンディ・クッキー・ファクトリー・アフリカ (モーリシャス) : 製菓業


ニコラウス・キャンディ・クッキー・ファクトリー・ヨーロッパ (スイス) : 製菓業


ニコラウス・キャンディ・クッキー・ファクトリー・アメリカ (アメリカ:オレゴン州ポートランド) : 製菓業


サンタ・クラウス・フォードライバーズ : 宅配業。社名は活動が始まった「4世紀」と当時参画した4人のサンタクロースから


サンタ・クラウス・レールウェイ : 鉄道による運送業

サンタ・クラウス・マニュファクチュアリング:製鉄業。キャンディの金型が発祥。現在はグループ内工業製品の素材を広く扱う

ジーニアス・オブ・コンクリート・フォア・ハピネス株式会社 (フランス) : セメント業


株式会社サンタ・クラウス・プレゼンツ&プロダクツ (日本:富山県) : 玩具および事務用品・文具の企画製作


サンタ・クラウス・ロジスティクス (アメリカ) : 物理業。移動から倉庫、在庫管理業務までを扱う


株式会社サンダ(旧:三田建設)(日本:東京都台東区) : 建設業


サンタ・クラウス・エアライン(スイス) : 空輸による運送業


サンタ・クラウス・スタッフィングサービス (アメリカ) : 人材業。グループの採用、人材派遣、労働者の権利管理まで幅広い領域を扱う


SCケミカル株式会社(日本:静岡県富士市) : 科学企業。近年のサンタ入室を促進するための光学迷彩技術開発と、発見された際の記憶除去剤開発を主とする


サンタ・クラウス・セキュリティズ(アメリカ) : サンタクロースの深夜入室の際の既存セキュリティの突破ソリューションを扱う。近年は空き巣対策のセキュリティソリューションも提供


サンタ・クラウス・データキャッスル(スイス) : プレゼントのデジタル購買のためのサーバーおよびクラウド開発と運用


レインディア・モビリティ(旧 : サンタ・クラウス・モーターサイクル)(イギリス) : 自動車産業。近年はMaas領域を広く開発


エス・シー・マーケティング(アメリカ) : マーケティングリサーチ、戦略立案・実行事業


SC・サム・ファー・ツリー・ストーリーズ : リサーチ業。特に加速する多様化や文化紛争、SNSに代表される次世代のコミュニケーションをリサーチする


SC&RD(イギリス:ロンドン) : 広告代理店


株式会社サンクラ・アド(日本:東京都千代田区) : 広告代理店


あい。息子が明日の朝を楽しみに寝に付きクリスマスに日付が変わるまでの間、ウイスキー飲みながら書いた妄想文でした。
息子、大きくなっても、色々な世の中の仕組みを知ってしまったとしても、今の気持ちを忘れないよう祈りつつ。

みなさん良いクリスマスを。メリクリメリクリ。

ゆうたレッド